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【イベント告知】「生きる力はどこから満ちてくるの?」ミンダナオ子ども図書館館長・松居友さんオンライン講演会(2021.2.27開催)

ミンダナオ子ども図書館館長、松居友さん講演会(ZOOM開催)のお知らせ


フィリピンのミンダナオ島に「ミンダナオ子ども図書館」(MCL)があります。このミンダナオ子ども図書館は、日本人の松居友(まついとも)さんが2000年に設立し、翌年若者たちがフィリピンの特定非営利活動法人の資格をとって、現地NGOとして運営しているものです。

子ども図書館といっても、ただの図書館ではありません。紛争などで親を亡くした子、片親の子、鉛筆一本すら買うのが難しい極貧の子、虐待された子など特につらい境遇にある子を奨学生として、その子たちが大学まで進学することができる奨学制度を設けています。さらに理由があり家に残れない子はMCLに住むことができます。

 

今までに、500名の子どもたちを送り出しました。他にも、地域の医療支援、保育所や小学校建設、植林支援活動などを行っています。

 

現在は、約80人の子どもたちが一緒に暮らしています。イスラム教徒、先住民、キリスト教徒の子どもたちが、お互いの宗教や習慣を尊重し合いながら、仲良く寝食を共にしています。

つらい過去をもつMCLの子どもたちですが、その表情はとても明るく、生きる力がみなぎっています。

一方、一見豊かな国に暮らしているように見える日本の子どもたちですが、昨今、引きこもり、登校拒否、自殺、いじめなど、子どもや若者を取り巻く問題がとりざたされています。MCLを訪れる日本の若者たちは、子どもたちと交流すると、その温かさにふれ、感動して涙を流すそうです。

 

生きる力とは何なのでしょうか?

MCLの子どもたちは、つらい境遇にあるにもかかわらず、なぜ明るく生きる力に満ちているのでしょうか?

MCLの子どもたちの温かさはどこからくるのでしょうか?

 

今回、松居友さんからミンダナオ子ども図書館を通して世界と日本についてお話しを伺うとともに、

 

・松居友さんから日本の子どもたちがどう見えているのか

・安心できる居場所とはどういうところか

・生きる力を育むには何が必要か

・読み聞かせによって子どもたちはどう変わっていくか

なども、時間の許す限り伺いたいと思います。子どもと接するお仕事をされている方や、子どもの居場所作りをしている方、子育て中のお父さん、お母さんにぜひ聞いて頂きたいです。

 

なるべく多くの方にお話しを聞いて頂きたく、基本的に無料イベントにいたしましたが、ミンダナオ子ども図書館に寄付することもできるように、有料チケットもご用意いたしました。寄付で頂いたお金は、販売手数料を除き、すべての金額をミンダナオ子ども図書館に寄付させて頂きます。

 

日程:2021年2月27日(土)13時から15時

場所:ZOOM(お申込みの方にお知らせいたします)

チケット:無料チケット・寄付500円チケット・寄付1,000円チケット・寄付3,000円チケット

お申込み:イベント管理サイト Peatixの専用ページよりお申込みください

https://peatix.com/event/1797207/view?k=795ce27ccede0670ad98a1de1d146c2388886fc9


≪松居友プロフィール≫

1953年3月2日東京に生まれる

父・松居直は福音館書店の初代編集長で戦後の子どもの本の世界の一翼を担うと同時に、ユネスコジア文化センターや国際児童図書評議会を通して海外、とりわけアジアの出版の発展に心を注いだ。編集者の子どもとして、小さいときから絵本の読み聞かせの体験を持ち、後に福武書店(現ベネッセ)で絵本の編集にたずさわったのを機会に『わたしの絵本体験』(教文館)と『絵本は愛の体験です』(洋泉社)にまとめる。

 

1998年フィリピン ミンダナオ島にわたり、2000年にミンダナオ子ども図書館(MCL)

 を設立。翌年、現地NGO法人化とする。フィリピン ミンダナオのイスラム戦闘地域や原住民の住む山岳地域の近くで、100人近くの子どもたちと共に暮らす。2012年現地マノボ族の洗礼を受け、酋長となる。現在は、ミンダナオのキダパワン市で『ミンダナオ子ども図書館』を主催して、25人のスタッフ、80人以上の子どもたちと生活している。

 

 ミンダナオ子ども図書館 創設者 館長

日本文芸家協会会員絵本 児童文学作家 

 

<著書> 

『わたしの絵本体験』(教文館)、『昔話と心の自立』(教文館)、『手をつなごうよ:フィリピンミンダナオ図書館』(彩流社)、絵本『サンパギータのくびかざり』(今人舎)など

ミンダナオ子ども図書館(MCL)ホームページ http://www.edit.ne.jp/mindanao/mindanews

松居友作成のホームページ http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanewsdaiary.html 


(MCLホームページより)

 

❝まず、子どもたちと一緒に絵本を読んでいると、いくつかの事に気がつきました。言葉が分からなくても子ども達は絵が美しく楽しい日本の絵本を見るのが大好きだということ。そして、読み語りに行くと、大勢の子どもたちの前で、絵を見て自分でお話しを作り語ることができること。❞

 

❝日本からの若者が訪問「ぼくは、高校時代は、引きこもりの不登校。でも、自分で勉強して資格を取って、大学に行って、ボランティア活動を始めた。❞

 

❝MCLには、イスラム、クリスチャン、原住民の子たちが一緒に生活!宗教や部族が違っていても、一つの家族!❞

 

❝ここは施設ではない、我が家なのだ!❞


お問い合わせは 「わこサス」多文化部 担当

mindko0227@gmail.com まで